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高気密、高断熱住宅は、政府の後押しもあり、急速に求められるようになっています。 ◆京都議定書と次世代省エネルギー基準◆ 京都議定書とは、1997年12月に京都市の国立京都国際会館で開かれた「第3回気候変動枠組条約締約国会議(地球温暖化防止京都会議、COP3)」で議決した議定書のことです。その第3条で、「2008年から2012年までの期間中に、先進国全体の温室効果ガス6種の合計排出量を、1990年に比べて少なくとも5%削減する」ということが目標と定められました。このことが基になり、当時の建設省・通商産業省から、「住宅に係わるエネルギーの使用の合理化に関する基準」として、次世代省エネルギー基準が告示されました。これは、住宅に使われるエネルギーの中でもとくに暖冷房エネルギーに関する省エネルギー性について示したもので、断熱・気密・日射遮蔽などの建築的な省エネルギー手法に対するものが中心となっています。次世代省エネルギー基準には、大きく分けて次の2つがあります。【次世代省エネルギー基準】
◆高気密、高断熱住宅の特徴◆高気密、高断熱住宅では、部屋の中の温度ムラや上下の温度差が少なくなります。その結果、住宅内の部屋ごとの温度差が少なくなるので、冬にトイレや風呂が寒いということが少なくなり、室内で厚着をしないで過ごせます。また、冷暖房設備がよく効くので、省エネルギーに役立ちます。
◆高気密、高断熱住宅の基準◆「次世代省エネルギー基準」に対応した住宅が、高気密、高断熱住宅になります。その適合基準は、地域によって異なります。気候の違いによって、都道府県単位で6地域に区分されています。(下図)
IV地域に建つ住宅の場合、 ①住宅の断熱性能値・・・・Q値(熱損失係数) : 2.70 W/m2K 以下 ②住宅の機密性能値・・・・C値(隙間相当面積)相当隙間面積 : 5.0 cm2/m2 以下 【適合住宅例 その2】 木造軸組工法の場合の場合、 ①壁の断熱材の厚み・・・・グラスウール(10K)の場合 110ミリ ②窓のサッシ・ガラス・・・・複層ガラス(ペアガラス) ![]() ◆高気密、高断熱住宅の注意点◆高気密、高断熱住宅の特徴から、下記の点について注意が必要です。 ◆住宅金融支援機構の割り増し融資について◆住宅ローンを利用して新築住宅を建てる際、最もポピュラーなのが住宅金融支援機構の融資制度です。支援機構の融資は、住宅の省エネルギー工事を実施する際に有利な融資制度を設けています。具体的な内容としては、上の例のように一定の省エネルギー基準をクリアした工事を実施する場合に、最優遇金利(基準金利)を適用、または、基本融資額と同じ金利で割増融資を受けることができます。 ◆省エネ性能を示す基準値用語集◆【Q値(熱損失係数)・・・・断熱性能値】家の中から外へ逃げていく熱量のこと。建物内外の温度差が摂氏1℃のときに内部から外に流出する熱量全体を床面積で割った数値。数値が低いほど断熱性能が高いことになる。 【K値(熱還流率)・・・・外壁断熱性能値】 建物内外の温度差が摂氏1℃の時に、壁などの部位1㎡あたりを1時間に流れる熱量のこと。数値が低いほど外壁断熱性能が高いことになる。 【C値(隙間相当面積)・・・・気密性能値】 住まい全体の隙間を床面積あたりの割合で示したもの。数値が低いほど気密性能が高いことになる。 【日射取得係数(サッシの断熱性能)】 サッシなどの断熱性能を示す。数値が低いほど断熱性能が高いことになる。 【換気性能】 1時間あたりに室内の空気が何回入れ替わるかを示すもの。例えば、0.5回という場合は、1時間に室内の空気が半分入れ替わるということを示している。 |
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